2024年9月27日(金) 10:30~17:30
国際連合大学 & 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
Message
すべての人びとがゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を安定的に維持する。
それを可能にする自然環境と社会的装置が「社会的共通資本」である。
-宇沢弘文『社会的共通資本』
いままでの30年
失われた30年。テクノロジーの進化が世界を変えた30年。
産業や経済が変化し、自然・経済・人間の関係が問われた30年。
日本の高齢化と人口減少。世界の人口増加、環境問題、異常気象、貧困、分断、戦争・・・。
これからの30年
社会的共通資本の可能性に目を向けてみる。
社会的共通資本の理念から、私たちが世界に提案できることは何か。
宇沢弘文没後10年を迎える今、ここに集い、いままでの30年から未来への転換を議論する。
社会的共通資本は、寄り添い、想像し、協働する。
社会的共通資本は、宣言する。
これからの30年
すべての人びとがゆたかな生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある持続的な未来へ
社会的共通資本
Social Common Capital
日本で最もノーベル経済学賞に近づいたとされる世界的経済学者、宇沢弘文が提唱した概念。
全ての人びとが、ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力のある社会の安定的な維持を可能にする自然環境と社会的装置。
市場原理主義から独立し守ることが社会の成熟に重要であるとしている。
©尾形文繁
宇沢国際学館
宇沢国際学館は、世界的に著名な経済学者・宇沢弘文が提唱した「社会的共通資本」を共有することに取り組む機関。
設立者である宇沢氏の理論を広め、これからの社会のあり方を模索するため、講義や研究会、シンポジウム、書籍やエッセイの出版などを行う。
宇沢弘文の長女である占部(宇沢)まりが代表を務め、様々なイベントやワークショップを通じて社会的共通資本の普及啓蒙活動を展開している。
Talk Stage
平和、コミュニティ、サイエンス&テクノロジー、地方、都市、自然環境、アート etc... さまざまな角度から、現代と未来における社会的共通資本を再解釈するトークセッション。
有識者が集い、過去から未来への転換を想像するステージ。
分科会
「経済活動と社会的共通資本」「教育と社会的共通資本」「エネルギーと社会的共通資本」の3つのテーマでパネリストと参加者がインタラクティブに議論し、これからの社会的共通資本をともに考える。